柿畑でタイピク最高♡「カティナ衣奉献祭(トカティン)」@かつらぎ町

海外気分

タイの秋祭りと言えば、まず思い浮かぶのは、コムローイやロイクラトン等の、ランタン祭。夜空に浮かんでいくランタンの様子は幻想的だ。
けど、今日はそっちの話じゃなくて、多分「カティナ衣奉献祭」が和歌山県のかつらぎ町で盛大に行われたという話。
なんで多分かって、簡単な日本語でつながっている私たちは笑顔以外にコミュニケーションの方法があんまりないので、「アロイディーディー!!(めちゃめちゃうまー!!)」と連呼する以上に仲を深めたければ、私がタイ語を学ばねばならず、それを怠っているから誰のお祝いだとか以前に、何祭に参加しているのかすら、いつも定かではない。

仏教大国タイではお祭りが盛大!!

世界一長い首都名を持つ「バンコク」。実はバンコクって英語で、正式名称は以下の通りリアル寿限無である。
「クルンテープ・プラマハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロック・ポップ・ノッパラット・ラーチャタニーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット。」

95%が仏教徒で、仏教行事がとても盛んだ。

みんな大好きお坊さんとマナー

タイに行ったら、特に女性が気をつけないといけないのは「お坊さん対応」。

例えばバスの中で最前列のタイヤの上(車で言うと助手席あたり)はお坊さんの指定席になっている。
何も知らず、誰も座っていなかったところにうっかり座ってしまったあとお坊さんが乗って来て、周りの人みんから「降りて降りて!」と言われて、バスを降りなくちゃいけないと勘違いしてとてもびっくりしたことがある。

あと、女性はお坊さんに近付いてはいけない。仏教的に「女性は不浄である」という価値観が強く残っている、悲しい😢
そう言う訳で、電車やバスなどで隣に座るのは失礼に当たるし、こちらからは触れないように気をつけた方が良い。思うところはあるけれど、郷に入っては郷に従おう。

世界最大の仏教寺院がある国、タイ

そんなタイ、首都バンコクと接するマンゴーの産地チャチューンサオ県には、世界最大の仏教寺院「ワット・ソートーン」がある。ひょっとすると、日本ではピンクのガネーシャ像の方が有名かもしれない。
ワット・ソートーンは、バンコクにある参拝者数No.1のエメラルド寺院「ワット・プラケオ」に次いで二番目に参拝者が多いらしいけれど、参拝者のほとんどはタイ人。ということは、実質No.1なのはワット・ソートーンなのかもしれない。
御利益は、めっちゃ宝くじに当たるらしい。タイっぽいwww
行った方のの旅行記を読んでいると、大理石でワニやカニなどが床に描かれているようでちょっとシュール。好きだ!次回は、ぜひ行ってみたい。

雨季を乗り越えたお祭り 「カティナ衣奉献祭」

気候区分的には、乾季・暑季・雨季に分かれるタイ。お坊さんは7〜10月の雨季の間、3ヶ月ほどお寺にこもって修行をする。その修行が明けたことを祝う旧暦10月頃にある盛大なお祭りが、この 「カティナ衣奉献祭」だ。
なんでも、このお祭りでお坊さんに袈裟をお供えすると非常に高い功徳を積むことになるらしく、人気のお寺では袈裟のお供え待ちが数十年先まで埋まっているらしい!
数年待ちのお取り寄せグルメなどより、よほど難易度が高い。タイっぽい。

柿畑でタイピク♡ 「カティナ衣奉献祭(トカティン?)」がカオスwww

タイ本国で盛大なお祭りが行われるのはもちろんのこと、外国に来てもその勢いは留まることを知らない。

関東では、千葉県の「ワットパクナム日本別院」のカティナ衣奉献祭が有名(?)だが、隠れフルーツ王国和歌山県のかつらぎ町の柿畑でも、なかなか盛大なお祝いが行われている。

なん、だと……!?国内とは思えないトカティン会場の全貌

「タイの祭な!トカティン、やるで!」
と電話をいただき詳細のメールが送られてきたけれど、全部タイ語。グーグル先生のお世話になって、多分8時頃かつらぎ町のスーパーマーケットに居れば誰かが迎えに来てくれるらしいことが分かる。
お寺の場所は不明。

朝8時、スーパーマーケットには確かにタイ人っぽい人がちらほら。本当に来てくれるのか、来てくれなかったらお寺の場所も知らないんだが。と思いながら10分前から待機していると、タイ料理屋で会ったことがある方が迎えに来てくれた。料理を振舞う人しかお寺の駐車場は使えない様子。
そこから山の中に分け入ること10分。乗せてくれた方が知り合いじゃなかったらちょっと怖いレベルの山感と道の細さwww

駐車場からさらに登ること10分、思わず「うわっ!(喜)」と言ってしまうほど、突如柿畑の最中にタイ寺が出現。な、なんじゃこりゃー!!

お寺に一歩入ると、11月なのにどえらい南国加減。
えー!!バナナの木、作ってあるΣ(゚Д゚;カワイー!!!!

画面左奥に山積みになっているのが、噂のカティナ衣(お坊さんが着ているオレンジ色の僧衣)。
参拝者は華やかな衣装を着て、やはりみんな、手に手にカティナ衣を持参してる。どこで買うんだろう?

お坊さんが座る1段高いステージ(?)。
「WAKAYAMA」と書いてあることで、「ここ、WAKAYAMAなんだ、、」と思い出す。(もうタイ語でなければ深い会話はしにくい環境がばっちり整っており、日本人が完全にアウェー。)

古民家を自力で改装したというお寺なので、手作り感があってなんともいえず愛しい感じ。

まずはお供えの行列

まずは、お坊さんがご飯を食べられるようにお供え。

駐車場まで降り、白米やお供え物を持ってお供えさせてもらい待ちの行列を作る。
「サートゥー(善哉)」と言いながら、お坊さんの御鉢に白米をお供えし、お坊さんの後ろに行列を作ってお寺まで登っていく。

お寺に戻ると、至福のお食事タイムの始まり始まり。

パッタイにカキオム♡お祝いご飯がすごい!

お寺の裏手に屋台のように並んだたくさんのお料理から好きなものを好きなだけいただける。ありがとう、コップンカー、もう、感謝しかない!!!!

こちらの生金たちはお供え用www

柿畑の中にブルーシートを敷き、食事用のスペースまで作ってくれている。
お酒可なので昼からたくさんの人が集まって、談笑しながら思い思いに飲食する様子はお花見さながら。爆音でタイミュージックもかかりだし、歌ったり踊ったり。
そわそわ隅っこに座ると、若者グループの女の子たちが「一緒に食べましょう!」と声をかけてくれ、おすすめ料理を紹介してくれた!

まずは、タイ焼きそば「パッタイ」。米麺がピンクなのはお祭り仕様かな?😊

ここからは名前が不明。カキオム!甘辛酸のチリソースがかかったわふわで旨味のある卵に、フレッシュなパクチーの爽快な香りがベストマッチ♡

魚肉ソーセージの入ったソムタムのような味のサラダ、辛いけどソーセージが良い仕事をしてくれるので美味しく食べられる!
手前は、多分甘い卵液で巻いた豆のお菓子。辛いごはんの間に挟むと最高😊
他にも映っていないけど、タイラーメン(奥)、スープ(右上)などなど、自分ではなかなか試さないようなおすすめ料理をシェアしてもらい、色々と少しづづ食べられて最高だ!

メーサイ(和歌山市のタイ料理屋さん)もカオマンガイや、焼いた豚肉とピリカラソースなどを提供していた。
鶏肉の味がしみ込んだ炊き込みご飯たまらん!!

デザートに超濃厚ココナッツミルクと、カラフルタピオカのような、何か。
なかなか食べられないようなココナッツミルク感、至福♡

タピオカの上に少し塩見の効いたココナッツミルクがかけられているデザートも甘旨天国😊

食べたら踊るぜ!行列その2

また、駐車場まで降りる。今度はお布施を持って行列する。
このタイ感!(何度も書くけれどここは和歌山の超田舎町www)これで行列の半分ぐらい、写真を撮った時点で私が立っていたのは坂道の中腹。一体何人集まっていたんだろう??

爆音でタイミュージックをかけながらお寺まで登る、踊る!

ところで、なんでこんなに登ったり下りたりするのかって、歩けば歩くほど功徳があるらしい。
タイではお寺の周りを1周したりするので、30分とか1時間とか歩くのが普通らしい。「10分なんてめっちゃ短いよ!」と言われた。まじかー。

山頂の方が詰まっている。なんか、みんなゆっくり歩くなぁと思っていたら、専属のカメラマンさんまで雇われていたみたいで、一組づつ記念撮影があった。
ちゃっかり友人と撮っていただいた。

やっとゴールだわぁと思ったら、お寺を通り過ぎてさらに山頂を目指す。えっ、どこまで登るの??
みんな「イェー!!」「ヒヤァー!!」「フー!!」とか好きな掛け声をかけながら登る。
結局多分もうひと山と言ったら盛り過ぎだけど、ひと丘ぐらい登って下り30分以上は歩いたと思う。軽く徳は積めたのだろうか。www

お寺に戻ってお経タイム(1時間ぐらい)。慣れたからちょっと読めるんだぜ!!
友人が用事があったため帰ろうとしたところ、迎えに来てくれた方が送ってくれた。彼は1日中送り迎えや買い出しをしてくれているけど、全て善意。2回目だけど、本当に感謝しかない。
お参りしよ。場所分からんけど何とかして!

どっぷり異文化に染まりたい方は、和歌山のタイへ!

和歌山では、今回参加したようなタイ寺のお祭りが年2回(ソンクラーンとトカティン)開かれている。気になる方は、チェンマイ(073-427-7985)や向かいの建物に入っている絶品タイ料理屋さん「すき」(インターネット上には情報なしだけど、最近アロチから移転したそう。)なんかで、働いている方に聞いてみればお祭りの日程が分かるかも。
「1人じゃちょっと」と言う方は、連絡下されば友だち紹介したり、タイミングが合うなら着いていったりします(←怖いwww)

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