赤ちゃんのごはんといえば母乳やミルク、おやつも母乳やミルク!
母乳やミルクに関する言説は諸説紛々なので、とりあえずどっちが良いとかいう話じゃなくて、私から出過ぎる母乳の話。
早産児あるある(?)で搾乳するのは良いものの、赤ちゃんが飲める量が少なすぎて(我が家は3ml/回)からスタート😢)母乳が大量に余っちゃう。
捨てるの?
えっ?
寝る間を惜しんで腱鞘炎になりながら絞った乳を?
捨てるの?
と言う訳で、余った母乳をなんとか活かす(?)ラクテーションクッキングをしばらくやってみた。
まぁ結論から言うと「母乳バンクに登録を!」が大正解なんだけどwww
食べれるの?母乳⁉という方、思ったよりは食べられますよ、ぜひ読んでください!www
「ラクテーションクッキー」ならぬ「ラクテーションクッキング」
これも早産児あるある(?)か?
搾乳した乳を持ってお見舞いに行く以外の育児ができない赤ちゃんの入院中。
時間があるので、ついついフルタイム労働より長時間搾乳していたら、とにかく乳が余って仕方ない状況になってしまった。
心血注いで絞った乳を捨てられないよー!とインターネットを覗いたら、母乳バックでおなじみのカネソンさんが母乳を使った離乳食のページを公開していた。
Q
牛乳や粉ミルクを使う離乳食のレシピ(スープやシチュー、ホットケーキ等)がありますが、代わりに母乳を使ってもよいですか。
A
もちろんです。牛乳は1歳以下ではあまりお勧めしません。あえて牛の乳でなくても、人の乳でいいでしょう。(強調ライン著者。)
なるほどね、牛乳の代わりに使えば良いのですね!
食べよう母乳!美味しかった調理方法、勝手にTOP3!
ところで、母乳食べるって、なんだか90年代にちょっと流行した飲尿(芸能人が本とか出してたけど、効果ないってことになったらしいね)みたいでちょっとなかなか勇気出ないわ、と思っていたけれど、インターネットサーフィンを続けていると、探偵ナイトスクープで母乳クッキングの回があったというヤフー知恵袋を発見。
一番美味しかったのはパンケーキだったそう。
と、いう訳で、残った母乳を牛乳代わりに料理に使ってみた。
第1位 パンケーキ

探偵さんのレポートは正しかった。
15種類以上試作した中で、ダントツ大人でも違和感無く大人も食べられるのはパンケーキ!
外はカリサク、中はふわふわに仕上がり、乳臭さは皆無!
レシピ(1人前)
母乳 100ml
ホットケーキミクックス 150g
①弱火で片面2分ゆっくり焼くだけ。
離乳食で砂糖減らしたバージョンにするなら、小麦粉120g、砂糖25g、ベーキングパウダー5gぐらいが優しい甘さだと思います!
第2位 カレーパウンドケーキ

カレーの力で、乳臭さは皆無!
できればスパイスカレーとかスパイス感が強めのものが望ましく、カレールーのカレーを使うなら油は少な目にした方が美味しいと思う。
カレー好きとして、こういう言い方はどうかと思うけど、カレー味にしても食べられないものの方が、世の中少ないんじゃないかな!www
レシピ(パウンドケーキ型1台分)
母乳 100ml
カレー 100g
お好みの油 50㏄(ココナッツオイルの場合は少な目で)
小麦粉 200g
ベーキングパウダー 5g
塩 小さじ1/2~1
①全てをボールに入れてさっくり混ぜる。
②180℃に予熱したオーブンで45分~50分。
8か月以降(わずかなスパイスなら食べられるかも・インド人談)の離乳食バージョンは、消化の働きを助けてくれるターメリックやクミンだけにするとか、スパイスを絞ればOKかも!
第3位 ミルクパウンドケーキ

水分多めでふわふわの軽い仕上がり、乳の香りがほんのり!(写真は上がスパイス、下がコーヒー)
レシピ(パウンドケーキ型1台分)
母乳 150ml
お好みの油 50㏄
小麦粉 200g
ベーキングパウダー 5g
砂糖 70g
①油と砂糖をすり混ぜ、母乳を投入。
②残りの材料をボールに入れてさっくり混ぜて、180℃に予熱したオーブンで45分~50分。
サラダ油で作れば外はサックリ、中はふんわり😊
食べるな危険!美味しくなかった調理方法、勝手にワースト3!
ついでに、絶対に作らない方が良いランキングワースト3も。
食べている間中吐きそうなぐらい乳の獣臭が強化された調理方法は、温めた母乳が全力で活きる系の食べ物。
カネソンさんのページには乳粥とか載ってるし、母乳が美味しいっていう前提に立ったら、これらも美味しいのかな?
ちょっと、大人にはキツイと思うなー。もちろん、全て残さずいただきまいしたよ(白目)
第1位 ミルク餅
圧倒的に最悪だったのがミルク餅。
1時間練り続けても固まりもせず、乳臭さだけが濃縮還元されてしまい、私って獣じゃんと思わされる食べ物(?)に仕上がった。
第2位 マサラチャイ
スパイスが何もかも打ち消してくれるかと思いきや、こちらもとんでもなく濃縮された乳臭さ。
母乳をホットミルクの代わりにするのはほぼ自殺行為だと思う。
同じ理由でワタラッパンとかプリン系も不可。
第3位 ドリア
母乳シチューやホワイトソース、粉ものと合わせたり、パウンドケーキに入れたりするのは、すごく美味しいということは無いけれどナシでは無いという感じだったのだけど、米と合わせるのは本当に無理!!!
チーズを山盛りかけても乳臭い米が口の中でぬらぬらして、自分で作っておいて食べ物に申し訳ないけれど、食べている間中口から出したいなぁという思いを否定できなかった。
母乳が増えるって⁉「ラクテーションクッキー」
ちなみに「母乳 レシピ」で検索すると良く出てくる「ラクテーションクッキー」。
母乳を使ったクッキーだと思ってたけど、母乳の出を良くする栄養たっぷりなクッキーなんだって。
オーストラリアやイギリス、アメリカ、カナダなどなど、主に英語圏で近年授乳中のサポート食として開発されたそう。
アーユルヴェーダや中医の思想に基づくものらしいので、アジア人の身体にもしっかり合いそう!
そんで、英語圏の食べ物っぽく混ぜて焼くだけなので作り置きにも◎だし、いつでも食べられるから授乳中には重宝する。
科学的に母乳が増える根拠はあるとか無いとかね、そこは個人で信じたい情報を信じるとして、高カロリーで腹持ち良くて、個人的にはめっちゃ気に入っている!
ちょっと喉に詰まる系だけど、そこが好きだわ。
というか、これ以上母乳増やしてどうすんのなんだけど。笑
「ラクテーションクッキー」の材料は「ガラクタゴーク」
ラクテーションクッキーの材料は、ガラクタゴーク(Galactagogue、日本語では催乳剤などと呼ばれている、母乳の分泌を促進する働きがあると言われている物質の総称)。
何語よ?って思ったら、普通に英語だった。
古代ギリシャ語ガラクタ(Galacta=乳)、アゴーク(agogue=促進するもの)を組み合わせた言葉らしい。
よく入っているのは、以下の3つ。
- オートミール(食物繊維、鉄分)
- フラックスシード(オメガ3脂肪酸)
- ビール酵母(アミノ酸、ビタミンB群)
その他、チアシード、フェヌグリークなど。
「ラクテーションクッキー」はめっちゃ高い
ラクテーションクッキーは2012年にオーストラリアで発売されてから英語圏で人気を博しているそうで、日本で買えるのは、ぱっと見輸入品ばかり。
i-HerbとかAmazonで見ると、75g3,000円とか、噓でしょ⁉というような値段で売ってる。
10,000円で5kg売りとかもね、、 ↓↓ 食べたこともないものをいきなりそんなに買えないよ!

と言う訳で、海外のレシピを参考にしながら自作してみた。
業スー材料で作れる!「ラクテーションクッキー」
まずは代用!
- オートミール→業務スーパーなどで普通に購入可能
- フラックスシード→オメガ3脂肪酸が一番豊富なナッツはクルミ
- ビール酵母→アミノ酸は豆(大豆が豊富なのできな粉で良し)、ビタミンB群はアーモンドや玄米、卵などで代用可

レシピ (天板2枚分)
オートミール 140g
好みの油 60㏄
卵 1個
小麦粉(玄米粉だと尚良し) 55g
砂糖 50g~
ナッツ(クルミ・アーモンド) 40g
ドライフルーツ 40g
きな粉 10g
①全ての材料を混ぜて適当に成型、180℃のオーブンで20分~。
結構、喉乾く系のクッキーなので、ドライフルールはチョコレートやキャラメルに変えるとかなり食べやすくなる。
お好みのスパイス(フェヌグリークとか、フェンネルとか八角も女の人に優しいとかなんとか)をプラスしても◎!
母乳が余ったら粉ものと合わせるのがおすすめ。笑

ちなみに母乳で作ってみたのは以下の通りで、大人の食べ物としては、TOP3以外はそんなにおすすめじゃない。
- パンケーキ
- アイスクリーム
- ミルク餅
- プリン
- マサラチャイ
- パウンドケーキ各種(ミルク、スパイス、カレー、ケークサレ風、シチュー、バナナ、紅茶)
- シチュー
- グラタン
- ドリア
- クリームパスタ
- リゾット
そして、上にも書いたけど、正解は母乳バンク。
早産児には産まれた瞬間からドナーミルクが必要だし!
ありがとうって言ってもらえると自己肯定感上がるし!笑
お手紙もらっちゃったよ、嬉しいから載せるwww
と言う訳で、母乳バンクに登録に行くことに!


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