携帯電話を紛失のためペナン島へ行き損ね、クアラルンプール3日目突入!
マレーシアの人々の親切さの賜物で携帯電話が奇跡的に生還した上に、KLの下町カンポンバルでカレーチャンプルーしたり、憧れのピンクモスクに行ったり。
意地でペナン島行き夜便に乗りこみ、深夜、憧れのプラナカン建築ホテルにたどり着くことができた。
みなみなさま、心の底からありがとうございました。
povo×Peach『世界青年電波隊員』募集キャンペーンの冒険報告です。
povo×Peach『世界青年電波隊員』マレーカレーの旅・3日目
ペナン名物「ホワイトコーヒー」で朝食♪
8:00
起床。昨日初めて会った人のお家になし崩し的にホームステイし、ペナン名物「ホワイトコーヒー」の作り方を教えてもらう。
おすすめの豆は「ロータス(タイ系のスーパー)のPB」。
いちおしの理由は、コーヒーにデフォルトで入っている砂糖の量が少ないことかと思われる。ホワイトコーヒーと書いてあるもの以外でも、濃い目に淹れたコーヒーなら何でもOKっぽい!
お家で楽しめるホワイトコーヒーの作り方
コーヒー100ml→水25ml→加工乳50ml+水25ml
この順に入れる。つど、泡立つほど良く混ぜる。水はお湯でも可。水の量も加工乳の量もお好みで。
人生初のサッカー見学
10:00
もはやホームステイ体験記。泊めてくださった家族様の長男君のサッカーの練習を見に行く。
ペトロナスツインタワーのふもとのグラウンドで、ハンバーガーや(また)魚肉フライを食べつつジュースを飲みながら、生まれて初めてまじまじとサッカーを見学する。
このグラウンドは都市計画が進んでいるので夏には無くなってしまうそう。しっかり芝生の生えた良きグラウンドなのに、なんか切ない。
ちなみにマレーシアでは、男女問わず1番人気のスポーツはサッカー!グラウンドは少年少女たちで賑わっていた。
クアラ・ルンプルの下町、「カンポンバル」でナシカンダーランチ♡
12:00
昨晩(今朝1時頃)は「推しの店が閉まっていた」ということで、カンポンバルのナシカンダーに再チャレンジ。お客さんが満員だ!(店名は分からない(´;ω;`))
フライドチキン、ビーフルンダン、チキン煮込みカレー、チキンカレー、その他大勢
チキン煮込みカレー2、貝カレー、フライドチキンその他大勢!
牛、鶏(やっぱ多いなwww)、魚、貝なんでも揃っている約10種類のカレーに加え、魚フライ(メインは淡水魚っぽい、フライの割にどれもさっぱり!)だけでも10種類以上!
各種カレー味のソースやお野菜の付け合わせも色とりどり。天国か!天国だ!ナシカンダーは天国だ!!!
奥、チキンルンダン(煮込み)、何かの葉っぱの付け合わせ、ビーフルンダン、カレーチャンプルー(甘いもの・濃いものと2種を合い掛け)。
手前、淡水魚のカレーフライ、キャベツの付け合わせ、タニシのような川の貝類のカレー。
インド系の血を引くマレー人が作る「ママ料理」なので、もちろん全てカレー味と我々が判断するスパイシーな料理なんだけど、もちろん全て風味や濃度、煮込み具合や具材が違うので無限に組み合わせがあるような感覚に陥る。まるで夢の中で食事をしているようなカレーパラダイスに、感極まる。もちろん現実なので美味しい!!!!
チキンの煮込み(チキンルンダン)は深夜にいただいたものよりも、更に旨味が凝縮されていて美味しかった。「昨日のよりめちゃくちゃ美味しいね!!」と言うと、ルンダンは数時間煮込んで当たり前なので、「最低これくらいの濃度はないと」とのこと。
OKら~。(「悪くない、まぁ許せる」という意味らしい、「じゃろ!?」という時にも使える。使い勝手が良いwww)
タニシみたいな貝のカレーは、穴の方からチューチューすばぶって食べるらしく、加減が分からないままあまりにも思いっきり吸うもので、何回でも気管に入りかけるすごい食べ物だった。
リトルインディアで大人気のサリー店「RATHI」で携帯電話を確保
13:00
泊めてくださった方々のご厚意で、携帯電話の捜索再開。
iPhoneを探すで確認すると、携帯電話はいよいよ動いている。「私の飛行機チケットとカレーの記録は失われた、もうお終いだ。」と、絶望しながら聞き込みを行ったサリー屋さんで「あぁ携帯、めっちゃ轢かれたやつ、今ランチ中の守衛さんが拾ってたと思う。」と言われる。狂喜乱舞。
14:00
そして、 ランチから帰って来た守衛さんが、まじでプロ。
「せっかく取りに来てくれたけど、もう轢かれまくってるのは覚悟して!これ以上壊れないように、ラップして袋に入れといたけど。それにしても俺が拾ったのはラッキーだったよ、元警察官だから分かるんだ。いきなり交番に持って行かれるのは困るよね。もちろん、今日来なかったら明日交番に届ける予定だったよ。面倒ごとに巻き込まれるのはごめんだからさ。」
うおおお!プロ警察官!!!いや、神様―!!!
クアラ・ルンプルでサリーやアクセサリーをお探しのみなさまは、ぜひこちらの「RATHI」を御贔屓に!
インド本国から仕入れた上質なシルク生地やファッショナブルなサリー各種に加え、アクセサリーからビンドゥー、化粧品まで、接客も見立ても最高のスタッフ様方が取り揃えております。
紳士・淑女に大人気の名店!(1時間客入りも接客もしっかり立ってしっかり見てましたwww)ぜひに!!!!
RATHI
住所: 270, Jalan Tun Sambanthan, Brickfields, 50470 Kuala Lumpur
携帯電話を直しつつ、マレー菓子ビュッフェを優雅に楽しむ
15:00
今にも崩れ落ちそうな携帯電話を抱え、泊めてくださった方おすすめの修理屋さんに直行。
「じゃあ、まぁ、甘いものでも食べながら待ってようか」
と提案してもらい、修理屋さん下の、ちょっとおしゃっぽいお店に入り、マレーシアの伝統菓子を片っ端から購入して食べる。
パンダンリーフがいたるところに使われていて、6品中3品が緑。独特の良い香りだけど、何度見ても色がすごい。
お菓子は、ほぼタピオカベースでもっちもち。ココナッツやココナッツファインなど各種ココナッツ類、ジャリジャリ系黒砂糖がふんだんに使用されており、悶絶。
「なじゃこりゃ、めちゃくちゃ美味しいね!!!一生食べてたい。」と言うと、「高いし、OKら~。うちの近所のやつはもっと美味しいし、これだけ出せば、2倍は入ってるね。」とのこと。
なるほど。ショッピングモールのチェーン店でいただいたお菓子だし、上には上があるに違いあるまいよ。なんと羨ましい。
憧れのピンクモスク体験!
「よう分からんけど、遠いわこれ。今回はカレーにエネルギー全振りしよ。」と、計画段階で省いたピンクモスク。
「近いよー、帰り道よー!行こうや!!」と、連れて行ってもらえることに!!
至れり尽くせりが過ぎるよー幸せだよー(´;ω;`)♡♡♡
クアラ・ルンプル近郊のおすすめモスクをもう3選ピックアップ中!
妻様の指揮監督のもと、撮ってもらったムービーもまとめてみた。
おっしゃなお店でクアラ・ルンプル最後のカレー体験
「最後に何か食べたい物は?」と聞かれたので、「もちろんカレーですね!」と答えると、何に対しても寛大だった、泊めてくださった夫婦様の顔色が曇る。
「え?まじでまだカレー食べるの?本気?じゃあせめてさ、カレー味でも良いから、違うもん食べた方がいいよ、うん。絶対。カレーミーにしようね。」と、すごい勢いで引きながらも、最寄りのショッピングモールへ連れて行ってくれた。
所謂「映える」スポットはそういう雰囲気。つまりオシャレっぽい、そんで高い、あと大変美味しそうかと言われると、ちょっとよくわからん。
おしゃれな木製テーブル、おしゃれなカトラリー。素敵な景色。そしてやって来た小洒落たカレーミー。
ひと口いただいた瞬間に焦る。うわ、どうしよう、すげー味がしない。すげーすげー味がしない。
本当に申し訳ないと思いつつも、どうしても食べることができなかったので「本当ごめん、思ったよりさっきお菓子食べ過ぎてたわ。」てへっ、とか言いながら、半分残してみた。「もったいないなぁ」と言いながら、ひと口食べた妻様の顔が瞬時に強張る。
お会計をしてお店を出ようとすると、妻様がまくし立てた。
「ちょっと、なんも味がせんかったよ、ほんまに。全部!カレー麺もじゃし、飲み物もじゃし、全部!薄め過ぎよー、さすがに!知っとる?この人はね、日本人なんよ?日本から、わざわざ、カレー食べるためだ・け・に・マレーシア来たのに、このカレーは無いわ〜。」
スタッフの若い男の子が2人でモジモジしていた。
そう、私は、わざわざ、カレー食べるためだ・け・に・マレーシアにやって来たので、クアラ・ルンプル最後のカレー麺が激薄で泣きたい気持ちだったけど、いざ口に出されると面白過ぎたので、普通に最高の思い出になったwww
持つべきものは食べ友!!!
空港まで送ってもらい、涙のお別れ
21:00
駆け足で空港着。こんなに迷惑しかかけていないのに「今度は夫抜きで旅行しようね!女子が集まって美味いもん食べまくろう!!」と、妻様から次回の旅のお誘いまでいただいた。
空港に着いた瞬間走ってお別れ状態だったけれど、時間があったら号泣してしまったわ。
最終便で無理矢理ペナン島に着陸
23:00
タクシーを捕まえられなかったため、終バスに乗るべくバス乗り場へ。
1500円札を出すと、運転手のお兄さんから、「お釣りは出ない、多く払うか、降りろ。」と言われる。
バス代は100円だった。
「え、じゃあお兄さん両替してくれん?だってこれ終バスじゃろ?grab taxiないんよ、私どうするんよ?」
「知らんがな」
おっしゃる通りでwww間違いないぜと、心の中で半笑いになりながらも財布の中身をぶちまけて「まじでこんだけしか持ってないんよ」と粘ってみた。
徐に80円ほど拾い上げたお兄さんは「これでいいだろう」と、バスに乗らせてくれた。
値切るなや、20円。そんで、昨日リトル・インディアで恵まれた10円めちゃくちゃ役に立つんですけどwww
乗ってしまえばお兄さんは意外に良い人で、お喋りしながら和気あいあいと45分の道のりをノンストップで街中へ向かった。
会話していない間、お兄さんはかなりノリノリで歌っていてめっちゃ楽しそうだった。
目的のバス停に着くと、しばらくバスを停めたままでお兄さんは、細かくホテルへの行き方を教えてくれ、「夜中だけどちゃんと行けるね?」と心配までしてくれた。
やっぱりマレーシアの人って、親切が神がかっている。
クアラ・ルンプル3日目
カレーをレクチャーしてくれたご家族様方(と、日本の関係者様全員)に迷惑をかけるためだけに敢行したとしか思えない「マレーカレーの旅クアラ・ルンプル編」が終了。申し訳無さでいっぱいだけど死ぬほど楽しかった、申し訳無い。みなさま心の底からありがとうございました。
関わってくれた人々みんながみんな徳が高過ぎて、クアラ・ルンプルには感謝が尽きない。
カレー好きも旅好きも、クアラ・ルンプル、行かずに死んだらもったいなさすぎる!!
コメント