「初めてのクアラ・ルンプル(Kuala lumpur)、どこへ行こうか迷ってしまう」
そんな時におすすめの、1日でクアラ・ルンプルの名所を巡りたい人にはぴったりのモデルコースを紹介!クアラ・ルンプル在住で月数回外国から訪れる友人を案内しているという、ほぼガイドな現地っ子の厳選ルートを堪能しよう♪
1日で巡るクアラ・ルンプル、モデルコース
クアラ・ルンプルセントラル駅出発
クアラ・ルンプル国際空港から市内へ向かう時、最も早い交通手段はKLIAエクスプレス。
20分おきに電車は行き来しており、市内まではたったの28分と、とにかく速いのが魅力的!片道料金は55RM。
最も安い交通手段はバス。時間はほぼ2倍の1時間になるけれど、どこの会社のバスに乗っても片道料金は約4分の1の15RM程度。
インターネットで事前予約すると9RMだったので、行きはバスに乗ってみることに。渋滞はない時間帯だったけれど、まぁまぁしっかり1時間かかったので、通勤ラッシュなどに巻き込まれたら90分ぐらいは見ないとまずいかもしれない。
どっちに乗っても到着するのは、「クアラ・ルンプル セントラル駅」。
ここからの移動手段は地下鉄、またはGrab Taxiが便利!地下鉄は各方面に向けて15分に1本ぐらいの頻度で出ているようなので、どこへ行くにもめちゃくちゃ不便ということはない。金額は2RMぐらいと大変廉価なので、地下鉄でKLCC駅へ向かうことに。
「スリアKLCC」で腹ごしらえ、マレーシアの魅力が凝縮されたママカレー
まずは、「マレーシア」と調べた時に必ず写真を見る「ペトロナスツインタワー」の横にある、クアラ・ルンプル最大のショッピングモール「スリアKLCC」で腹ごしらえ。
さすが最大のショッピングモールだけあって、食べ物の種類も豊富。マレー料理の中でもインド系、中華系など何でも選べるし、洋食や和食まで完備!何でも好きなものを見つけることができる。
マレーシア最初の食事にぴったりなのは、「ママカレー」。
マレーシアの外食文化を支えるインド系料理のDNAを引き継ぐ「ママ料理」は、Nasi Kander(ナシカンダー)という、いわゆるファミレスやフードコートのような場所でいただける、マレーシア料理の魅力が凝縮された名物カレー。
余談だけど、マレーシア本を読んでいると「マレーシア女子はナシカンダーで何時間でもまったりお喋りする」と書いてあったけれど、やはり友人によると「ナシカンダーはマレーシアらしさを感じるためには外せないスポット」らしい。
中でもおすすめは「famous curry(フェイマス カレー)」さん。
所狭しと並ぶエビ・イカ・各種魚、鶏肉、牛肉などから指差しでメインを選び、こちらも6種類以上あるカレーソースから好きなものを選ぶ。付け合わせの野菜も充実。
「初めてならば骨付きチキンがイチオシ!!」とのこと。「チキンに合うのはじゃがいもとキャベツかなぁ」、らしい。「海鮮も乗せたいならイカかな」、だって。
おすすめのチキンをメインに完成したのが、こちらのおすすめ盛り!
「カレーが愛し過ぎて選べない」という人は、必殺「カレーチャンプルー」と唱えて欲しい。
これは、なんと全部のカレーを合い掛けしてもらえる(しかも基本無料!!!!)魔法の呪文なので、使用頻度が1番多いマレー語に違ないと私は思っている。
「これよー、これがしたかったんよー!!!!!」と、片っ端からひとスプーン1杯づつカレーがかけられていくのをうっとりと眺める。
チキンはしっとりしており、裂いたあとでカレーやご飯とよく混ぜて食べると食べ応えがある。
全体的に汁気の多いさっぱりとしたひと皿で、スパイスの香りがいっぱいの南インドを彷彿とさせるようなカレーだった。ボリュームたっぷりで、イカのフライはしっかり塩が聞いていて、食が進む。
マレーシアの定番「甘いシロップとライムのジュース」もお忘れなく。
マレーシアで飲み物を飲む時は概して激甘な味付けである場合が多いけれど、フレッシュなライム等が入っているものを選べば結構さっぱりいただける。
カレー以外でおすすめは、うどん?と見せかけて、巨大えのきのスープ。中華系のお店で購入できるマレー料理。(名前は不明だけど、お店へ行けばサンプル写真があるはず。)
このえのき、讃岐うどんぐらいの太さがある。マレーシア周辺の国では定番のきのこだそう。こちらのスープには魚肉団子や厚揚げ的なものも入っていて、「なんかおでん?」みたいな食べ物を分だった。一緒にいただいた専用ソースは、東海地方では定番の「献立いろいろ味噌」にそっくりな甘味噌風味。
え?味噌おでん?
ちなみに大豆製品ではないそうで、魚のエキス等、動物性の食品だと聞いた。しかし、味はおでんと献立いろいろ味噌だった。
腹ごしらえ完了!
住所: 241, Petronas Twin Tower, Kuala Lumpur City Centre, 50088 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur, マレーシア
電話番号:+60 3 2382 2828
「ペトロナスツインタワー」と記念撮影
スリアKLCCから広大な池のある中庭へ出ると、クアラ・ルンプルのシンボル、世界一高いツインタワー「ペトロナスツインタワー」のベスト撮影スポット。
下から見上げてもかなり大きくカメラにもなかなか収まらないので、一緒に写ろうと四苦八苦するのも楽しい。
入場料は98RM。
「ここは写真的にも見逃せないスポットではあるけど、入場料が高すぎるしものすごく高いところが好きとかでなければ、わざわざ登る必要までは無いのでは」とのこと。
確かに、中庭から眺めるだけで私は十分満足できた。
住所: Petronas Twin Tower, Lower Ground (Concourse) Level, Kuala Lumpur City Centre, 50088 Kuala Lumpur, マレーシア
電話番号:+603-2331 8080
「セントラルマーケット」でアート鑑賞
イギリス統治時代の1888年に食品市場としてオープンした「セントラルマーケット」。現在は特設の○○市が頻回に開催されているようで、訪問時は本市が開催されていた。
マレーシアの伝統的な技術を駆使した雑貨、絵画などなど、お土産類も大充実しており、素晴らしい透かし彫りの机が売ってあった。お値段9万円。おそらくもう少しは安くなるだろうし、良い買い物に違いないけれど、バックパックには入らない。
食器やアラビアンな雰囲気のランプなども、街中よりかなり安く購入することができる。お土産購入ならこちらがおすすめ。
住所: 〒50050 Federal Territory of Kuala Lumpur, Kuala Lumpur, Kuala Lumpur City Centre
電話番号:+60 1 300 22 8688
セントラルマーケットでチェンドル休憩
マレー風かき氷、「チェンドル」。ナシカンダーで食事をしている最中も何度も話題になった、1年中暑いマレーシアを語る上では外せないスイーツだ。
その甘やかさと清涼感は群を抜いているけれど、見た目の迫力もすごい。ガイドブックで見て「うわwww」と思った人もかなり居るに違いない(?)、あの緑色のうにょうにょがいっぱい乗っている食べ物だった。ひじきみたいなものも乗っていた。見た目は想像力が追い付かない。
しかし食べてみると、緑のうにょうにょやひじきは寒天様の食べ物で、濃くて美味しいエスニックなココナッツミルク味のかき氷だった。涼しい!!
トッピングの小豆は甘くないのが新鮮。ちょっとクセ強いなぁと思いながら食べ終わった後で、
「いや、豆ダメじゃったね、あれ。くさかったのに、よう食べたね、あなた全部」
と、友人からは言われた。まぁ、そういうこともあるので、時には自分の味覚を信じて食べることも大切らしい。
セントラルマーケット内、「chinatown cendol(チャイナタウン チェンドル)」
国立モスク「Masjid Negara(マスジド ネガラ)」
通常のモスクのように玉ねぎ型ではなく、デザインも独創的な国立モスク「Masjid Negara(マスジド ネガラ)」へ!国立モスクの歴史が展示されたミニ博物館も出入口に設置されている。
夕方になると青いライトを使った幻想的なライトアップが美しい。地元の人は、こちらもブルーモスクと呼んでいる様子。(日本語で「クアラ・ルンプル ブルーモスク」と検索した時に出てくるものとは別)
偶像崇拝が禁止されているモスクの中は、様々な美しい紋様と色遣いで満ちた荘厳な空間だった。
女性も男性と同じ空間を見学することができるので、モスク好きな女性は必見!
住所: Jalan Perdana, Tasik Perdana, 50480 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur, マレーシア
電話番号:+60 3 2107 3100
「ムルデカ広場」魚肉ソーセージで夜ピク
1957年8月31日に、長年他国に支配されてきたマレーシアが独立を宣言した記念すべき広場「ムルデカ広場」。裁判所などマレー文化を反映した美しいプラナカン建築も見どころだが、夜は屋台が出て市民の憩いの場になっており、昼間とは違った雰囲気を味わうことができるのも魅力的。
マレーシアの夜はムルデカ広場できまり!ということで、次は屋台で何が食べられるのかなぁ~とホクホクしながら訪れると、何かの祝祭日の準備中で何も無いとか、そういうこともあるらしい。
ガーン!と思った瞬間に、
「うわぁラッキーじゃね、何もないムルデカ広場が観れるなんて!まじ、こんなに建物に近付いて写真撮れることないよ!」
と、友人。前向きさに感心する。広場外の屋台で、マレーシアっ子の思い出の味「魚肉ソーセージ」を購入。
「家族とも友だちともこうやって食べるから思い出の味なんよねー。」
良い話じゃわ。茹でたやつ、煮たやつ、揚げたやつ、衣で包んだやつ、人生でこんなにも多様な魚肉ソーセージを一度に食べるなんて経験はきっとここでしかできない。
ジュースも買って夜ピク。だんだん緑色の食べ物に耐性が出来てきて、普通に美味しそうに見えてきた。
住所: Jln Raja, City Centre, 50050 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur, マレーシア
〆は幻想的な「Masjid Jamek(ジャメモスク)」
最後に観たいのは「Masjid Jamek(ジャメモスク)」。
旧市街と新市街のクアラ・ルンプル(直訳:泥の川)の真ん中に立っており、工業地帯からショッピングモールの街へと移り変わってきたクアラ・ルンプルの歴史を象徴している。
新しい橋が出来たらしく、「ムルデカ広場からのアクセスがバツグンに良くなった」そうで、徒歩で移動しても5分ほどだった。モスク周辺はスモークか霧のようなものが噴き出していて、幻想的な雰囲気の中でコーランが流れる。異国情緒は満点。
住所 : Jalan Tun Perak, City Centre, 50050 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur, マレーシア
電話番号:+60 3 2691 2829
観て、食べて、感じる「クアラ・ルンプル」ダイジェスト!
食べるメインの、地元っ子おすすめ「クアラ・ルンプル ダイジェスト」。
短い旅行期間でクアラ・ルンプルを堪能まくりたい方の参考になればとても嬉しい。
ちなみに「明日の朝食は、カンポンバルでNasi Lemak(ナシルマッ)が良いよ!」とのことなので、ぜひナシルマッもお忘れなく!!
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