たっぷりの肉汁がジュワぁっと口の中でとろける「餃子」、ビールと一緒にいただくには最高の一品だ。
餃子と言えば、毎年接戦が繰り広げられている「餃子の日本一」、次はどこになるのかワクワクしてしまう。
自宅で作る時も工夫の余地の幅が広く、「安い・早い・美味い」3拍子揃った餃子は完全食!
世界を見渡しても種類豊富な餃子様の食べ物、あるなら食べてみようではないか、その国の餃子🥟!!
完全食、餃子!!
小麦粉で作った皮に肉と野菜が包まれる、一個の中に主食・副菜・付け合わせ全てが入っている餃子は栄養バランスも抜群で、まさに小宇宙!
焼けば5分ほどで出来上がり、腹持ちも良く、何より食べた感があるので、おつまみとしても食事としても圧倒的優秀だ。
具材やソースの組み合わせを変えれば無限大の可能性を持っているので、毎日食べても絶対に飽きない食べ物だと思う。
色んな国にあるある餃子
作る楽しさ・美味しさを感じられる「小麦の皮に食材を包んだ食べ物」、世界中に色んな名前で、色んなバージョンが存在している。
日本餃子のご先祖様、中国・餃子
言わずと知れた餃子の祖国、中国。
本場中国では焼き餃子よりも水餃子がメジャー。しかも立ち位置はおかずではなくメインディッシュなので、皮も分厚くかなりボリューミー。
春節(中国正月)など、ハレの日にいただくことが多く、お赤飯のような立ち位置の食べ物。
濃厚なソースが良く合う包みパスタ、イタリア・ラビオリ
アジア系の餃子と違い、パスタなので生地に卵が入っているラビオリ。コースでは1皿目として提供される。
語源はジェノバ地方の方言で「ラビオーレ(残り物)」、有り合わせの材料を美味しく使い切ろうと作り始めたのが始まりだとか。
料理人の鑑!!
世界最小の水餃子、トルコ・マントゥ
トルコの家庭料理「マントゥ」。大きさはなんと約1.5cm、スプーン1杯に40個のマントゥが乗るぐらい小さく作るのが理想とのことで、なかなかハードコアな食べ物。
小さく作れれば作れるほど、料理上手=モテるらしい。
他にも、スパイシーさが堪らない・インドの「サモサ」や、常備するのが当たり前・ロシアの「ペリメニ」、スープに入れても美味しい・韓国の「マンドゥ」など、世界中餃子だらけ😋🥟
浜松市が返り咲き!「餃子日本一」2024!
総務省が2024年2月6日に発表した餃子消費量ランキングで「餃子日本一」になったのは浜松市。
宮崎市は3年連続2冠を逃したが、浜松市は2年ぶりにトップに返り咲いた形になる。
購入金額
- 浜松市 4,041円
- 宮崎市 3,498円
- 宇都宮市 3,199円
これ、宮崎と宇都宮の物価差考えると、宮崎が尋常じゃなく餃子を食べている気がする。
購入頻度(100世帯当たり/年)
- 宮崎市 839回
- 浜松市 808回
- 大津市 744回
これらの結果は、スーパーや惣菜店で生又は調理済みの餃子を購入した場合のみが反映されており、1人暮らし、外食、冷凍食品による餃子の消費は反映されていない。
NTTが行った、「10万人当たりの餃子店数が多い市町村ランキング」も、概ね購入金額と比例していることを鑑みると、少なく見積もっても全市民がもれなく月に1回以上、餃子の日を設けていることが予想される。
愛だなぁ🥰🥟
ヨーロッパでも流行中!?「Gyoza Dumpling」
日本食ブームは続いて久しい。
前菜→主菜→デザートの順番に食事をとるヨーロッパでは、アレンジ無限大の餃子がラーメン屋などの日本食店では最高の前菜になっている。
ラーメン食べるのに前菜の概念が生きること自体驚くけど。
味の素の冷凍餃子がヨーロッパへ進出してから、和食好きの中でもかなり餃子が流行っており、お馴染みの冷凍餃子数個に洋風のソースを添えたものが10€超えの前菜としてお店で提供されるなんて光景も見られるように……。
いや、冷凍業務美味しいもんな。私もいつもお弁当に入れるよ😂
ポーランドにもあるある餃子
「ポーランド 食べ物」と検索したら最初に出てくるのが「ピエロギ」。
ポーランド風水餃子らしい、みんな大絶賛してるし、めっちゃ気になる!!!
みんな大好き国民食「ピエロギ」
ポーランド料理の中でも最も有名な料理の一つ「ピエロギ」は13世紀、聖ヒアキントゥスが交易中に持ち帰ったのが始まりと言われている。
大嵐で小麦畑がダメになり、嘆く村人と共に祈りを捧げて小麦畑を復活させた彼は、その小麦で出来た命のピエロギの恩人として、「ピエロギの聖人」とも呼ばれている。餃子神www
1682年に刊行された、ポーランド最古のレシピブックにもピエロギは登場しており、塩水で茹でる水餃子風の食べ方が一般的だという。
具材は豚や鶏、牛、ラムなどの各種肉、季節の野菜やきのこにチーズなどなど。
焼いたり、揚げたり、フルーツ入りのデザートピロシキまで、バリエーションは様々。
ますます餃子っぽい!
大人気のピエロギ専門店「Przystanek Pierogarnia」
ホテルで尋ねてお勧めされたのがこちらのピエロギ専門店「Przystanek Pierogarnia」。
定番の豚肉からキノコ、チーズなど、すぐには決められないほど選択肢も豊富!!
わくわくしながら定番の豚肉のピエロギを注文。
皮は想像以上に分厚くしっかりとしており、餃子と思って食べるとちょっと面食らう感じ。
むしろ茹で豚まんみたいな。
そして、肉汁じゅわあみたいな感じではなく、豚肉がぎっしり皮いっぱいに詰まっており、しっかり焼いたミートローフのような、かなり肉肉しい食べ応え。添えられている玉ねぎの甘みと肉感が、とってもよく合っていた。
玉ねぎはもっともらった方が良かったかも!
思い描いていた餃子とは全然違ったけれど、食べ応えがばっちりで、安くて、若者がどんどんやって来るのはすごい分かる感じ!
間違いなく、続けたら癖になるだろう。
Przystanek Pierogarnia
ピエロギフェスティバルで、東欧餃子食べまくりたい
大人気の「ピエロギフェスティバル2024」は今年も絶賛開催予定!
1週間で数万個の餃子を売り上げる夏のクラクフの定番イベントは、民族衣装や伝統音楽も楽しめるポーランド感満載のお祭りっぽい様子なので、夏に行く時は、ぜひ参加したい!!
Festiwal Pierogów 2024
開催予定日:8月11日〜17日
開催場所:Mały Rynek クラクフ,ポーランド(中央広場隣)
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