ハンガリーはブダペスト。首都なのにみんな親切で人懐っこく、アットホームな感じが◎
そんなハンガリー、旧東側だからなのか?公共交通機関の充実ぶりがすごい。
めっちゃお得な乗り放題チケットを購入すれば、世界最古の地下鉄(と、笑えるぐらい速いエスカレーター)、ちんちん電車、バス、船、ぜーんぶ乗り放題!
毎日観光は疲れるし、大きい船でたまにはゆっくり川登りも良いかも!
ハンガリー 首都ブダペストを堪能できるお得チケット
ハンガリーと言えば、ハンガリー舞曲、美しき青きドナウ(よりも、青きドナウの岸辺で?🥰)、ドナウの真珠ブダペスト、温泉天国、パプリカたっぷりのスープ「グヤーシュ」。
そしてたくさんの世界一!
ノスタルジーな魅力がいっぱいのブダペストは、適当にぶらぶらするだけでも楽しめる度120%
乗るだけでも観光気分を味わえる、豊富なラインナップの公共交通機関
今回切符を買いたいのはBKK(ブダペスト交通センター)のお得チケットなので、柵が気になるこちらの国鉄チケット売り場はスルーして、大きめの地下鉄構内のサービスセンターか自動券売機を探してチケットを購入する。
BudapestGO
海外SIMを購入して行き、インターネット環境がいつでもあるぞという方はBudapestGOというチケットアプリがとっても便利!
携帯電話でどこからでもチケットを購入できるし、乗車の際にいちいちチケットをバリデーション(切符を改札に通す)したり、監察のたびにチケットを出したりする必要なし。
その代わり、Suicaのように出入り口でQRコードの読み取りが必要で、求められた際にはアプリを見せる必要がある。
ブダペスト交通センター地図
お得チケットには、地下鉄、郊外電車、トラム、バス、船が含まれており、市内を走るロープウェイ以外の乗り物にはだいたい乗れると思って間違いない。
昔は空港行きのバスも含まれていたので、もっとお得感があったけど、最近は別料金(小学生以上、片道2200ft.)になったらしいのでお間違いなく。
ルールは複雑で罰則がめちゃくちゃ厳しい
そもそもブダペスト、1回チケットの料金体型が初見ではかなり複雑にできている。
- 1回チケット 450ft.(90分以内、地下鉄→トラムなどの乗り換えは不可だが地下鉄同士の乗り換えなら可)
- アプリ限定30分チケット 530ft.(30分以内なら何にでも乗り換え可)
- アプリ限定90分チケット 750ft.(90分以内なら何にでも乗り換え可)
などなど「いや、めんどくさっ!」というルールを始めとし、非常に不親切な決まりごとが多い。
なんでこんなことを書いているかというと、旅行者から罰則金をむしり取ろうと狙っているんじゃないだろうか?と感じられるシーンが多々あるから。
旧東側諸国、外国人詐欺では?というような悪質な監察に出合うことが実際にあり、残念ながらよく見かけもする。
バス等では、車内でも割り増し料金で1回チケットを売ってくれる路線もあり、地元民には売っているにも関わらず、外国人には売らず無賃乗車扱いで罰金5000円とか10000円とかよくある話だし、私自身経験したことがある。
- バリデーションできていない(バリデーションするための機械が壊れていた場合も含む)
- 乗り換えルールを分かっておらず、1回チケットで乗り換えてしまった
- うっかり有効分数を過ぎてしまった
- 身分証を所持していなかった
などなど、知らない方が悪いと言えばそれまでだが、明らかに外国人を狙って多くの監察が行われている(見た目が外国人の人にだけ身分証を求めるなど)ため、特に旧東側諸国では西側に居る時以上に、身を守るための正しい乗車ルールを知っておく必要がある。
買わなきゃ損!おかしなぐらいお得なチケット
ちょっと悪口じみたことを書いてしまったけれど事実だし、そこだけ押さえておけば、BKKの乗り放題チケットほどお得で遊べるフリーパス、未だかつて見たことがない。素晴らしいチケットだと思う!
乗り放題チケットは、こんな感じ。名刺サイズの紙で出来ている。
面倒な1回チケットの心配ごとを一切無くしてくれるのがこのお得チケット。
24時間チケット以上はバリデーション不要で乗り換えルールも気にする必要無しなので、身分証と一緒に持ってさえいれば良い。
ものすごく安心!
- 24時間 2500ft.
- 72時間 5500ft.
- 15日 5950ft.
乗り換えできない1回乗車券が200円なのに、15日乗り放題で2600円。
「おーい、なんじゃこの値付け!」と突っ込みたくなる。
以前は7日チケットというのがあり、なぜか15日チケットよりも高いという謎の料金体系だったけれど、やっとBKKも気付いたらしい。(私はうっかり7日チケット買ったことあるけどww)
「なんでこんなに15日チケット安いん?」とブダペストっ子に聞くと、「こっちは地元民が定期として使ってる」と言っていた。
確かに旅行者にはあまり需要が無いのかもしれない。
他にも24時間5人パス5000ft.(同じ区間で乗り降りする場合、24時間、5人で乗り放題が利用できる)など、謎にめっちゃ安いチケットが色々あるので、暇だったら券売機を眺めているだけで楽しい。
ブダペストの車(?)窓から
観光名所はきれいに公共交通機関が繋がっているから便利だし、駅の出入り口なんかは地元感が溢れていたりするので、ちょっとした生活感のようなものを垣間見することができ、みんなの乗り物はもても楽しい。
その中でもイチオシは地下鉄と船。
世界遺産!ユーラシア大陸最古の地下鉄
乗れる世界遺産。それがブダペストの地下鉄1号線。
世界最古の地下鉄はロンドン、パディントン駅からファーリンドン駅までの6駅6kmだが、地下鉄として世界遺産に登録されているのはこちらの1号線のみ。
黄色が可愛らしいレトロな車体は、開通100周年記念に作られた復刻版。3両編成で走っている。
ジジジジジとレトロな音で鳴るブザーはノスタルジックな騒音を出しており、車内アナウンスも取り分け聞きにくいww
「閉めます」と言うアナウンスの前に、すごい勢いでガッシャーンとドアが閉まったり、軽いアトラクションの様相を呈している。
全11駅中の8駅は当時のまま(3駅は復刻版)で、駅構内がアール・ヌーヴォー様式なのが特徴的。
地下鉄という名前だけど、ホームは地下3mぐらいと、めちゃくちゃ浅く普通に日も差し込んでくる。
旅行感がすごい!美しき青きドナウでクルーズ
ブダ側とペスト側、街の中心を二分するように豊かなドナウ川が流れるブダペスト、船も主要な市民の足のひとつになっている。
大きな屋根付きの船、割と小型で屋上やデッキに座って風を感じられる船など、船の種類も色々あるし、上りと下りでは結構速度感も違うので、何回乗っても楽しめる。
残念ながら飲み物などは売られていなかったので、持参してクルーズ気分を味わうのも良いだろう。
街を歩いて見学するのと、船の上から眺めるのでは結構雰囲気が違う。
歩いて渡る橋も下から眺めると大きく、ちょっと感動。川なので揺れが少ないのも嬉しい。
良く分からないまま終点まで乗ってみると、みんながキャンプやピクニックをやっている島に辿り着いた。
地元の人で賑わっており、乗り放題チケットで船に乗らなければ死ぬまで来ることもなかっただろう場所で、ビールを飲んでまったり。
乗り放題チケットを使いこなしてブダペストを知り尽くそう
トラムも、どの方向に行くか見ていればだいたい分かるので、歩きたくなくなったら足代わりにヒョイっと乗れば、観光していても全然疲れないのですごく便利。
バスなんかも、夜の路線図があり結構な本数があるため気軽に夜中まで遊び歩いても、「帰りにタクシーでぼったくられたらどうしよう」とか心配する必要がないのでノーストレス。
公共交通機関が使いこなせれば、ブダペストでの楽しみは無限大に!
乗り放題チケットで思う存分ブダペストを楽しんで欲しい。
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